トップ > 個人の皆様へ > 地域冷暖房とは?
地域冷暖房とは、エリア全体(一定の地域の複数建物)の冷暖房・給湯等に利用する冷水・蒸気を地区プラント(一ヶ所または数ヶ所)で集中的に製造し、供給導管を通じて24時間365日供給するシステムです。
このシステムでは、熱源設備の集中化による運転効率の向上がもたらす省エネルギー効果をはじめ、大気汚染防止、地球温暖化防止等、環境保全にも大きな役割を果たしており、効率的で理想的な街づくりを支えています。また、近年では熱源設備の集中管理により都市災害防止にも有効なエネルギーシステムとして、都市開発においても重要な役割を果たしています。
地域熱供給事業は電気・ガス事業と同様に「公益事業」として位置づけられ、1972年に「熱供給事業法」が制定され、2016年4月の改正法施行に伴い、「許可制」を改め「登録制」となりました。熱供給事業を営もうとする者は、熱供給事業者としての適格性について一定の要件を備えるとともに、経済産業大臣の事業登録が必要となっております。
我が国で初めて地域冷暖房が開始されたのは1970年(大阪府・千里中央地区)のことですが、現在では供給地区数は全国で134箇所となっており、横浜市内においても、1989年の当社の事業開始を皮切りに、4箇所(4事業者)で地域冷暖房が実施されています。